田植えが基本です
「真米」の極太苗は「みのる式田植機」で植えられる訳ですが、その植え付けの間隔にもこだわりがあります。普通、苗は沢山植えることにより、増収を図ります。しかし、「真米」の極太苗は、とても広い間隔で植えるにもかかわらず、植え付け本数が少ないにもかかわらず、増収が期待できます。
稲穂
それは、少ない本数(2−3本)の極太苗を間隔をあけて植える事により、苗一本の育つ面積が広くとれるため、のびのびとしっかり育つからです。夏場になると稲はずんずん大きくなり、普通の田ではとても窮屈そうに生い茂ってきますが、極太苗の真米の稲は、太陽を体一杯に浴びる事が出来る扇形にのびのびと育ち、根元にまで十分に太陽の恵みを受ける事ができるのです。
実りの秋に結果が出ます
カニ殻や海のミネラルの有機肥料を施し、我が子のように育てた極太苗を間隔を広く空けて植えた「真米」の田は、収穫を迎える季節になるとその成果がはっきりと出ます。「『真米』の田は遠くから見ても分かる」と言う地元の農家も言います。「真米の田は,何であんねん黄金色でしゃんと立ってるんや?」
稲刈り後の稲株の断面は固く、小さなストローが沢山集まったような維管束がはっきりと分かります。いかに沢山の栄養分と水分をじょうずに穂まで吸い上げたかが手に取るようにわかります。また、茎がしっかりと固いので倒伏(倒れてしまう事)に弱い品種のコシヒカリでありながら、倒伏せず田の真ん中までしゃんと立ってたわわに実った稲穂を支える事が出来るのです。